日本ハム・万波中正外野手(23)が「名手の地位確保」へ並々ならぬ意欲を燃やしている。
守備の名手に贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」を初受賞し、11月30日に都内ホテルで行われた同賞の表彰式に出席。今季の度重なる好捕や強肩による補殺で守備職人の仲間入りを果たした23歳の若武者は「僕の中でも憧れというか恋い焦がれていた賞なので。(GG賞は)素直にうれしい」と満面の笑み。その上で「本当に何度でもこの賞を取りたいので。来季も攻撃面だけでなく守備でもチームに貢献したい」と同賞の常連になれるよう、守備力向上にさらなる磨きをかけることを誓った。
プロ5年目の今季、自己最多となる25本塁打を放つなど攻守にわたり大きな飛躍を遂げた。チーム内では右翼手のレギュラーを確保しているため、故障さえなければ来季も同賞の連続受賞は十分可能といえる。ただ、そんな万波に唯一の「敵」となりそうなのが相手の警戒だ。
すでに万波の守備力、特に無類の強肩ぶりはパ・リーグ各球団を中心に脅威を与えている。このため、今季中盤以降は万波の守る右翼に打球が飛んでも打者や塁上の走者は捕殺を逃れようと、あえて進塁を自重する傾向にあった。こうなると守備での「見せ場」が減る可能性が高まり、来季の連続受賞にも影響が及びそうだが、本人はそんな状況を意に介さない。
「シーズン途中から(走者を)回されなくなったので。捕殺をここから積み重ねる難易度は一気に上がったと思います。でも今年いい送球があったとはいえ、刺せそうなとこで刺せなかった送球もあったので。その数をどんだけ減らせるかも大事だと思います」と力説している。
徹底的にミスをなくし外野手の頂点へ――。万波の高いレベルでの挑戦は続く。












