完全復活でチームの先発不安を払拭する――。ソフトバンク・石川柊太投手(31)が22日、倉野一軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターとペイペイドームで面談を行った。今季は8月にノーヒットノーランを達成するも、わずか4勝と振るわなかった右腕。不完全燃焼に終わったシーズンの反省と来季逆襲に向けて、3年ぶりに復帰した倉野コーチと忌憚なく意見を交わした。

 今季の結果を正面から受け止めつつ、パフォーマンスを発揮できなかった原因、背景について、それぞれの視点で向き合った。倉野コーチは、石川が頭角を現した2017年に一軍投手統括コーチを務め、成長を見守ってきた人物。石川は2020年に投手2冠に輝き、翌21年にはチーム唯一の規定投球回をクリアした。だが、倉野コーチが米国コーチ留学のため退団した直近2年は成績が下降。名伯楽の帰還は、右腕にとっては心強い存在だ。

 この日、石川は面談後「まったく同じ言葉であっても、関係性のある人が言った言葉だから響くというのはある。『頼むぞ』と言われた。そういう言葉をもらうと、自然と『倉野さんのために』という気持ちになる」と目を輝かせた。このオフのテーマは、コンディショニングと肉体の強化。盟友であるメッツ・千賀と来年1月に沖縄・宮古島で自主トレを行う計画を進めていることも明かし、完全復活へ抜かりはない。

 先発不安に直面しているチームにあって、石川の完全復活は絶対案件だ。倉野コーチとの二人三脚で、再び輝きを取り戻す。