ミスタープロレスこと天龍源一郎(73)が19日、自身が率いる天龍プロジェクトの東京・後楽園ホール大会で約1年3か月ぶりにリングに登場しファンに元気な姿を披露した。

 天龍は昨年9月に突然死のリスクが高いとされる「環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊髄管狭窄症」のため入院。今年2月には腎臓からくる敗血症性ショックで緊急手術を行うなど、闘病生活を続けていた。約10か月の入院生活を経て6月に退院したが、心臓の不具合が見つかり8月に手術。9月19日に退院していた。

 この日、決勝戦を迎えたシングルトーナメント「第3回龍魂杯」を見届けるため来場。天龍プロの会場を訪れるのは昨年8月17日の新木場大会以来となった。

 車イスに乗ったままレスラーに抱え上げられ、リングに上がるや「皆さん、今日はたくさんのご来場ありがとうございます」とあいさつ。会場に集まった観客とともに「エイエイオー!」と拳を突き上げ大会を締めた。

 バックステージでは「感無量ですよ」とにこり。会場に来ていたグレート・カブキと久しぶりの再会を果たし「カブキさんもいらしてくれて、まだ忘れないでいてくれてうれしいよね。久しぶりに会ったよ。カブキさんが会うの嫌がっているらしいから」と笑いを誘う場面もあった。

 今後の来場予定について問われると「(体調が)もうちょっと戻ったら会場に毎回顔を出して、選手を励まさないといけない。辛口の野球解説する江本(孟紀氏)だっけ? そのつもりでいますよ。今、辛口のコメントないから、俺しか言えない」と語った。

 なお龍魂杯はAブロックを勝ち抜いた矢野啓太とBブロック代表の拳剛が激突。天龍が見守る中で熱戦を繰り広げ、拳剛がフロッグスプラッシュで27分51秒の激闘を制した。