パのV3王者が騒がしくなってきた。オリックスは黄金右腕・山本由伸投手(25)のポスティングシステムによるメジャー移籍をすでに承認。7日には今季11勝を挙げた山崎福也投手(31)がFA権の行使を正式表明した。16勝の山本と合わせて計27勝の〝流出危機〟にさらされている球団側の対応は不可欠。今オフのFA市場も注視しており、投打での補強も視野に入れている。
オリックスが岐路に立たされている。3年連続で投手4冠などに輝いた山本のポスティング移籍を球団は承認済み。さらに先発ローテを支えてきた山崎福はこの日、球団事務所に国内FAの申請書類を提出し「一度、他球団の自分への評価を聞きたい。宣言残留も含めて動いていきたい。自分が活躍できる場所か、というのを一番に置いて考える」と思いを明かした。
リーグ3連覇に貢献した16勝の山本と11勝の山崎福。合わせて27勝のローテ投手2人がいなくなる可能性があり、球団は対応策に迫られている。
チームをけん引した山本離脱の影響は計り知れないが、オリックスは毎年のように若手が台頭してくることで球団内には「吉田正尚(レッドソックス)がいなくても何とかなった。またみんなで寄ってたかって穴埋めすればいい。(山下)舜平大みたいな生きのいい若手がまた出てくる」との見方が強く、大きな補強に積極的ではない。
確かに東や曽谷、斉藤らがローテに入ってくれば人数的には補えるかもしれない。しかし、一方で球団関係者は「みんなで穴埋めと言っても福也だけならともかく、由伸の代わりなんてできない。若手が一人前になるまでの数年間は計算できる投手を獲得する必要はある」とも話す。
今季、国内FA権を取得して去就が注目される日本ハム・加藤貴之投手(31)の名前も候補に挙がっている。その加藤貴はこの日「今週中には答えが出ると思う」とし、近く代理人と日本ハム側と4度目の交渉を行う見通しを示した。
また、オリックス球団内には〝ダブル流出危機〟に対して「投手がいなくなるから投手を補強するのではなく、野手を補強する考え方もある。要は失点が増えるなら得点力を上げること。得失点差を少なくすることが大事だろう。西川が来てくれたら…」との声も根強くある。
そこで昨季FA権を取得した広島・西川龍馬外野手(28)の調査を続けており、打撃能力を高く評価してきた。今季はセ2位の打率3割5厘の好成績を残し、実家も京セラドームのおひざ元。獲得できれば得点力アップにつながり、投手力ダウンを補えるが…。
いずれにしても〝アフター由伸〟は簡単ではない。












