阪神園芸の〝黒土の番人〟がオリックスの名将・中嶋聡監督の観察眼を絶賛した。
連夜の熱戦が続く日本シリーズは第3戦~第5戦が阪神のホームグラウンドである甲子園球場で開催された。当該の3試合合計で阪神とオリックスはともに5失策。合計10ものエラーが立て続けに発生し、両軍のミスは試合の趨勢を大きく動かし続けた。
2日の第5戦終了後、2―6で敗れた中嶋監督は「土の感じがなんか(6月に行われた)交流戦のあたりとは違う。湿り方とか、それはちょっと感じる」とコメント。甲子園球場の象徴でもある内野の黒土の僅かな変化を指摘していた。
これに反応したのが「神整備」で知られる阪神園芸の金沢健児スポーツ施設本部甲子園施設部長。自身の「X(旧ツイッター)」アカウントで「中嶋監督のコメント…さすがですね」と切り出した上で以下のように解説した。
「土の湿り方は交流戦時期とは違います。交流戦時は試合前散水が徐々に乾いてくるのに対し、寒暖差の大きいこの時期は試合前散水が呼び水になって、下層の水分が上って来て湿り気が増します。タイガースの選手もこの時期のナイターは殆ど経験ないんで戸惑ってたかも…」
たったの3試合で、甲子園の黒土の僅かなコンディション差を三塁側ベンチから見抜いた中嶋監督。阪神園芸の現場トップとして球場の黒土と芝を預かる金沢氏も、オリックスをリーグ3連覇に導いた名将の眼力の鋭さに、プロフェッショナルとして最大限の敬意を示した。












