再び世界の頂をつかめるか――。全日本スキー連盟は2日、都内で新シーズンに向けた会見を実施。ノルディックスキー・ジャンプ女子で2018年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(27=クラレ)は「世界選手権も五輪もないシーズンだが、W杯でしっかり活躍したい」と抱負を述べた。

 昨季は女子W杯が11~12年シーズンに発足してから初めて未勝利に終わったが、今季は男子で22年北京五輪金メダルの小林陵侑(26=TEAM ROY)、中村直幹(27=フライングラボラトリー)とともに練習。「体の動かし方が2人はとてもうまい。こういう感じで足を使ったらいいのかなとか、新しい常識というものを2人の動作から学ばせてもらってる」と大きな刺激を受けている。

 貪欲に己を磨く高梨の姿には、全日本スキー連盟の原田雅彦副会長も大きな期待。本紙の取材に「本人も言っていたが、また世界一に返り咲いてほしい。その実力は十分ある」と太鼓判を押した上で「世界ナンバーワンのテクニックがあるはず。今はその平均値が下がっているだけ。今は自信を失っているのかもしれないが、必ず世界一になれる」とエールを送った。

 女王奪還を目指す上で、高梨は「自分のジャンプを固めたい」と目標設定。まずは地道に土台を築いていく。