プロ野球の最強を決める日本シリーズがいよいよ28日から開幕する。2年連続の日本一がかかるオリックスはリーグ3連覇を果たし、CSファイナルステージを4勝1敗で突破。一方、18年ぶりのリーグ優勝を飾った阪神はCSファイナルを無傷の4勝0敗で勝ち上がってきた。実に59年ぶりとなる「関西ダービー」を制するのはどちらか。

【日本シリーズ予想:大下剛史氏=阪神4勝2敗】どちらもリーグ屈指の投手力を誇り、守りを中心としたチーム。攻撃力も拮抗していて優劣をつけるのは難しい。今回は一人のプロ野球OBの心情として65歳の岡田監督率いる阪神に票を投じさせてもらった。

 15年ぶりの古巣復帰となった今季の戦いぶりを見ていて印象に残ったのは、今までとは違う人間味あふれる表情だった。野球に対する厳しさこそ変わらないが、孫ほども年齢の離れた若い選手を根気強く指導して18年もリーグ優勝から遠ざかっていたチームを一つにまとめあげた。

 短期決戦においては、指揮官の人間性や野球観といったものが如実に出るもの。選手個々の技術や能力以上に「監督を男に」という思いが大事だったりする。年齢的にもチャンスは限られているし、ぜひとも岡田監督には指揮官として初の日本一になってもらいたい。