28日に京セラドームで開幕する日本シリーズに出場する阪神は25日に甲子園球場でシート打撃を行い、岩貞、島本、桐敷、及川、岡留らブルペン勢5投手が登板した。近本、中野、森下、大山、佐藤輝らチームの主力打者と対戦したが、計30打席で許した安打は大山の中前打のみ。万全の仕上がりを披露した。

 防御率1点台の好投手がズラリと並ぶ自慢の中継ぎ陣は猛虎最大のストロングポイントだけに「いや~、良かったねえ。及川も久々に見たけどスピードもあったしね。岡留も良かったよ」と現場を見守った平田勝男ヘッドコーチ(64)も上機嫌だった。

 とはいえ、裏を返せば阪神打線の低調ぶりも気になるところ…。チームは前日24日にもシート打撃を行ったが、才木、西勇、ビーズリーらを前に計36打席でわずか1安打。平田ヘッドは「ウチはいい投手ばっかりだからね。打席に立って生きた球を見ることができたことは良かったよ。ヒットが出てるからどうのじゃなくてね、土曜日(の日本シリーズ開幕)に合わせて集中力も変わってくるから気にしてないよ」とポジティブ全開の〝カツオ節〟で「問題ナシ」を強調した。

 広島と激突したCSファイナルステージでも打線は3戦で計88打数17安打。チーム打率は1割9分3厘と低調だっただけに、残り2日で個々の打者がどこまで状態を上げられるかが、38年ぶりとなる日本一奪還のカギとなりそうだ。本番ではバチっと打ってや~。