混迷の全日本プロレスに安寧をもたらせ! 21日の後楽園大会で宮原健斗を下してV5に成功した3冠ヘビー級王者の青柳優馬(27)が〝サプライズなき王道〟を築くことを誓った。

 タッグパートナー対決となった3冠戦は、互いの先を読み合う攻防となった。それでも猛攻を耐えると、最後はザ・フールでたたみかけてベルトを死守した。

 この勝利に優馬は「いやー、よかった。負けたら僕、最前線から退いてユーチューブ中心にやっていこうと思っていたんで。勝てたので引き続きユーチューブ6、プロレス4の比率でやっていきます。負けたら? ユーチューブ9にするつもりでした」とうそぶく。

 さらに11月5日の北海道・ホテルエミシア札幌大会でV6戦の開催も発表されただけに「初めて王者として北海道巡業ができるのが楽しみですよ。その最後にタイトル戦があるから、勝利を自分への誕生日プレゼントにしたいですね」と11月2日のバースデーを念頭に話した。

 今大会では3冠戦後に登場した中嶋勝彦が宮原を花束で殴る〝事件〟が発生。9月末でノアを退団したばかりの男が見せたサプライズに会場がどよめいた。

 他にも暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(11月12日、後楽園で開幕)に犬猿の仲である諏訪魔、鈴木秀樹組の出場が発表され、即ケンカするなどサプライズが続いた。

 これに優馬は「どうやら(団体設立)52年目は波乱が起きそうですね。僕には知ったこっちゃないですけど」とほほ笑む。さらに「でも、僕としては3冠王者としてまっすぐな王道をつくっていかないといけないと思うんですよ。それって、サプライズがないということなんです。つまり〝何も起きない王道〟をつくる義務が僕にはあるんです」と拳を握った。

 風雲急を告げる王道マットで、安寧を求めるのもどうかと思うが…。どうかじ取りするか、王者の手腕に注目だ。