次世代の中心としての期待も背負っている。広島・小園海斗内野手(23)が10日の社会人・JFE西日本との練習試合(マツダ)に「5番・遊撃」で先発出場。14日に本拠地で開幕するCSファーストステージを前に、2本塁打を含む5打数5安打4打点と抜群の仕上がりをみせた。

 プロ5年目で初のCS出場となる本人は「緊張はしているが、積極的なプレーを心掛けてやっていくだけ。あまり気負うことなくやっていけたらなと思う」と冷静に話した。シーズン序盤は打撃不振に苦しんだ。4月下旬に二軍に降格した際の打率は5分3厘。7月に一軍復帰した後は徐々に成績を上げ、最終的には同2割8分6厘でシーズンを終えた。

 そんな小園には若手の中心選手としての役割も望まれている。現在、チームの中心は秋山や菊池、西川といった30歳前後の選手が担っている。しかし、球団幹部は「18~25(歳)までの核になるような選手が出てこないと」と力説する。

 数年前まで鈴木誠也(29=現カブス)が担ったチームが中心に据える選手。そんな選手として球団が熱視線を送る一人が小園だ。同幹部は「小園が核になって、レベルの違うような選手になってくれればいいんだけど…」と大きな期待を口にした。

 この日の小園の活躍には「シーズン後半と同様にずっといい状態をキープしてくれているなと思う」と胸をなで下ろしていた新井監督。小園は昨季まで2年連続で達成していた規定打席到達はストップしたが、二軍落ちを経験して「ガムシャラにやるだけ」との気持ちではい上がってきた。「本当にいろんな経験をさせてもらった」と振り返ったシーズンを糧に、CSでさらなる飛躍を目指す。