静かに闘志を燃やしている。セ2位の広島は6日もCSファーストステージに向けてマツダスタジアムで全体練習を行い、その後は各選手が個別に調整した。
そこでデビッドソンや矢野、末包とともに特打を行ったのが、上本崇司内野手(33)だ。新井監督ら首脳陣が見守る中で約30分間、一心不乱にバットを振り込んだ。そんな上本がCSで取り返したいものがある。それが1日に行われた今季最終戦での失策だ。
勝てば2位が確定する阪神戦(マツダ)に「6番・三塁」で先発出場。2―1の4回二死でミエセスの打球を一塁へ悪送球し、チームはその後に同点とされた。さらに、5回無死一塁でも大山の打球を二塁へ悪送球。この回に逆転を許してしまった。あれから5日が経過したが、気持ちはいまだに晴れないという。
「練習も大事ですけど…。(取り返すのは)試合じゃないと」と上本は話す。そのため守備練習にもいっそう力が入る。「不安な部分を少しでも練習で補う感じですね」。
2016年から18年のリーグ3連覇も経験したが、当時は代走や守備固めでの出場だった。主力として迎える今年のCSには「個人的にシーズンもクライマックスも日本シリーズも特別な違いはない。それは控えでも、先発でも、いつも通り」。平常心を強調しつつも心の奥底には熱い思いを秘めている。












