無期限休業に入る海賊王女こと女子プロレスラーのKAIRI(35)が、古巣マットで〝最後の雄姿〟を見せた。

 9日のスターダム愛知大会(ドルフィンズアリーナ)では「KAIRI壮行試合」と銘打たれた6人タッグマッチで岩谷麻優、高橋奈七永と組み、葉月&コグマ&飯田沙耶と対戦。

 会場を包んだ大「KAIRIコール」に後押しされ先発を買って出ると、岩谷、高橋とのトリプルエルボードロップを飯田に発射。飯田の逆水平チョップも真っ向から受け止めた。さらに葉月には殴りつけるような強烈なエルボーを叩き込むと、馬乗りになったコグマに張り手を振り下ろし「こんなもんか!」と叱咤する場面も。

 ここから敵軍3人から標的にされ集中砲火を浴びるが、岩谷と高橋が抜群のタイミングに助けに入る。22分過ぎにはKAIRIと高橋がアシストした岩谷が、コグマに串刺しドロップキックを発射。最後はKAIRIが必殺のダイビングエルボードロップを決め、コグマから3カウントを奪った。

コグマ(下)をダイビングエルボーで沈めたKAIRI
コグマ(下)をダイビングエルボーで沈めたKAIRI

 試合後は「過去の自分に負けんな。空気なんて読むな。いけよ。絶対にできるから。私は3人の成長を見てるからね」と葉月、コグマ、飯田の後輩3人に熱いメッセージを送った。

 米WWEとの契約終了後に帰国したKAIRIは、2022年3月の両国大会でスターダムマットに復帰。11月には新設されたIWGP女子王座の初代王者に輝くと、今年4月にはなつぽい、安納サオリとのトリオでアーティス王座を獲得するなど、最前線で戦い続けてきた。だが、この試合を最後に無期限の休業に入ることを表明しており、米国メディアではWWEへの復帰が報じられている。

「リングは必ずつながっているから。また全員強くなって、必ず会いましょう。昨年欠場した名古屋で、最後の試合を迎えられて幸せです。人類皆きょうだい。私たちは家族ですよ。これからも仲良くしてください」

 海賊王女の新たな航海に注目が集まる。