2年目のさらなる飛躍にも大きな期待がかかる。広島の新井貴浩監督(46)が来季も続投することが2日に分かった。前日1日にレギュラーシーズンの全日程を終えた広島は、5年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決定。球団は今月中にも正式に要請する見込みだ。
就任1年目の新井監督は昨年まで4年連続でBクラスだったチームを2日現在、DeNAと同率の2位にまで引き上げた。最終的な順位は巨人対DeNA戦(東京ドーム)の結果次第で4日に決まるものの、その手腕について松田元オーナー(72)も「本当によくやってくれた」と高く評価。「ベテランをしっかり復活させてね。(選手の)やる気というか、精神的なところも引き出してくれた。そういうところもすごく良かったと思う」とも続け、激賞している。
新井監督が就任した今季からチーム内には対話路線により拍車がかかっている。指揮官が現役時代と同じように「お兄さん的存在」の役割を貫いているからだ。練習中は打撃ケージ裏だけでなく、内外野にまで足を運んで選手との直接対話を欠かさない。打者だけでなく、投手と話し込むことも多々ある。選手たちは「監督はすごい話を聞いてくれるので、やりやすい雰囲気です」と口をそろえている。
話の内容は多岐にわたる。今年チームトップの11勝を挙げた床田は「僕は(中継ぎで)『7、8、9回行け』とか。そういう話をされました。僕だけじゃなくて(監督とは)みんな冗談を言い合える感じです」と白い歯を見せつつ打ち明けた。
昨オフの就任会見で目標とする監督像を問われた際に新井監督は「自分らしくといいますか、肩肘張らずに自分らしくやっていく中で気づいたら『そういう監督になっていた』と皆さんが評価していただけたら」と力を込めながら語っていた。その言葉通り、自然体でチームに“新井さん流”の新風を吹き込んでいる。












