2か月にわたり熱戦が繰り広げられた女子プロレス「スターダム」のシングルリーグ戦「5★STAR GP」は30日、横浜武道館で最終公式戦&優勝決定戦が行われる。レッドスターズから2年連続の優勝決定戦進出を狙うワールド王者・中野たむは、最後の相手にワンダー王者MIRAIを指名。その理由とは――。
レッドスターズは勝ち点12で首位に立つ刀羅ナツコ、勝ち点11の中野と朱里、勝ち点10の鈴季すずに突破の可能性が残されている。中野が30日の最終公式戦でなつぽいに勝利し、かつ刀羅と朱里が負ければ、優勝決定戦に駒を進める。
ここまで5勝2敗1分けのリーグ戦を「(7月23日の)上谷(沙弥)との初戦から始まって、岩谷麻優と引き分けて、朱里に勝った。苦しさもあり、王者としての責任とベルトの重みを感じたリーグ戦でした」と振り返る。
首の皮一枚つながっている状況だが「なかなか厳しいですけど、最終戦のなつぽいは、目を見たら次に何の技を出そうとしてるかわかる。絶対に勝って、今年こそアレします」。18年ぶりのセ・リーグ制覇を成し遂げたプロ野球・阪神のように、あえて「優勝」の2文字を封印して気持ちを集中した。
対するブルースターズは勝ち点10で首位のMIRAIと舞華、勝ち点9の白川未奈が優勝戦線に残る中、中野が優勝決定戦の相手に希望するのがMIRAIだ。
忘れもしない。4月にジュリアからワールド王座を奪取した後、5月に白川からワンダー王座を獲得。一時は2冠王に君臨したが、7月にワンダー王座を奪われたのがMIRAIだった。
「あの時の悔しさを忘れてないし、2冠王だった期間も短かった。やりたかったことがまだまだあったんです」と眉間にしわを寄せて訴えるや、「MIRAIが優勝決定戦に上がって来たら、お互いのベルトかけてやろうよ!」と呼びかけた。
究極の目標として持つ〝3冠王者〟もあきらめていない。「優勝して2冠王者に返り咲いて、ワールド王者としてIWGP女子王者の岩谷麻優を逆指名すれば、それがかないますよね。2023年は中野たむのものにします!」。
1年前は最後の最後にジュリアに敗れ、優勝を逃した。だが、今年は違う。史上初となるワールド王者でのリーグ戦制覇へ前進あるのみだ。












