体操の世界選手権(9~10月、ベルギー・アントワープ)に挑む男子日本代表の主将・萱和磨(26=セントラルスポーツ)は、抜群の〝キャプテンシー〟でチームをまとめている。

 8年ぶりの団体総合優勝を目指す中、13日に都内で試技会を公開。萱は「苦しいスタートだったけど、そこからは立て直して、粘れたかなと。よく言えば、ここでミスが出ていて良かった。改めてミスをしてはいけないと自分に言い聞かせられたので、そういう意味ではいい試技会だった」と収穫を口にした。

 背中で示すタイプと自負する萱は、行動力でチームをけん引。「5人にいろいろな色がある。自分のやりたいように5人がやってもいいと思う」と自主性を尊重する一方で、軸はブレていない。「共通しているのは『団体金メダル』。同じ目標をみんなで持つというところで、おのおのが自分の調整の仕方や自分の任された仕事をこなすチームであるべきだと思っている。一人ひとりが任された種目をつなぐことが必ず団体金メダルにもつながってくる」と力強く語った。

 直近ではバスケットボール男子W杯で日本代表がパリ五輪切符を奪取。他競技の日の丸戦士の活躍に「声を出して鼓舞しているというか、ミスとかをしても、他の人がカバーして、チーム全体で戦っている感じがある。競技は違っても学ぶことがある」と刺激を受けたという。

 悲願の団体総合Vへ、頼れるリーダーが金メダルへの道筋を描く構えだ。