西武の〝山川問題〟に対し、渡辺久信GM(58)のアクションは…。

 5月23日に知人女性に対する強制性交の疑いで書類送検された山川穂高内野手(31)は、8月29日に嫌疑不十分のため不起訴処分となった。その検察判断とは対照的に球団は独自判断として「無期限の一、二軍公式戦出場停止処分」を科し、山川は今も三軍で練習を続けている。

 一方で球団は、球宴後にNPBに「故障者特例措置」の届け出をし、山川の国内FA権取得を〝アシスト〟。17日足りなかった登録日数を補い、山川は今オフに晴れて国内FA権を取得見込みとなり、その権利行使をどうするか。

 大前提として、まずは現在、保有権を持つ西武が山川の今後の契約についてどういう判断をするのかで、この問題の方向性が決まる。そして、球団やチーム関係者からはこの難局で渡辺GMの手腕に期待する声が聞こえてくる。

 関係者の声を総合すると「もちろん会社(西武ホールディングス)の判断はあるだろうけど、GMは常に選手優先で仕事をしてきた人。こういう問題を起こして、周囲から好奇の目が向けられている山川が現場復帰する上で、最善の形を考えているはず」との信頼が寄せられている。

 4日に山川本人と面談し、球団処分を通告した渡辺GMは「ずっと三軍の方で一生懸命練習もしていたし、本当に申し訳なかったという反省がわれわれにもすごく伝わってきた」とその現況を語っていた。

 2019年のGM就任以降、全てのFA選手に対して、まずは引き留め交渉を行ってきた渡辺GMだけに当然、その念頭にあるのは山川の西武での出直しだろう。

 監督、シニアディレクター時代から「悪い状況を立て直すのが自分の仕事」と言ってきた仕事人。それがどういう形でいつ行われるのか、関係者の注目が集まっている。