快勝も、原辰徳監督(65)は反省を忘れなかった。
9日の中日戦(東京ドーム)で、先発・菅野が6回に入る直前に右手人さし指がつり、緊急降板。2番手・船迫ら救援陣が踏ん張り、5―0で勝利した。3位・DeNAと1・5ゲーム差とし、逆転CSへ前進した。
試合後、指揮官が振り返ったのが6回の攻撃。丸のソロで2点差とし、さらに一死二、三塁で「代打・長野」を送ったが、歩かされて一死満塁。ここで「代打・萩尾」を選択も相手3番手・福谷が登板し、萩尾は空振り三振に倒れた。
二死満塁から「代打・秋広」に対し左腕・斉藤を出され、左対左の状況となったが、ここで秋広が中前へ貴重な2点適時打を放った。
指揮官は「あそこの場面でね。ややもすると、私のピンチヒッターの出し方というものがね。少し反省していたところ」と表情を引き締めた。
どういうことなのか? 「勝負にいった中でチョーさん(=長野)を出して、というところが果たしてどうだったかな、と。あそこに順番というものを変えていたら、どうなのかな。あるいはそのまま尚輝を打たせてたらどうなのかな、というね」と指揮官の思考は尽きなかった。
「あそこで歩かされて0点というケースもあったわけですよね。そこを救ってくれたというのは、秋広の1本は、というのは大きいというところ。何が正しいのかというのは、非常に難しいところではあったけど…」と原監督は殊勲打の若武者をたたえた。












