サッカー女子の元日本代表で2011年ドイツ女子W杯優勝メンバーの岩渕真奈(30)が8日、都内で引退会見を行った。

 冒頭から目に涙を浮かべながら、現在の心境を吐露。「今日もたくさんのメディアの方が来てくださったり、引退するとSNSで出した後、『ありがとう』と言ってもらえることが多くて、サッカー人生幸せだったなと思った。自分のサッカー人生が大好きだったと思っていたのが、2週間くらいたって、もっと好きになった。いろんな人に応援されていたんだな、ただただありがとうございます、という気持ちです」と感謝の気持ちを述べた。

 引退の理由については「W杯代表の落選がフォーカスされがちで『それがあったから』ととらえられるのが嫌で伝えたかった」と前置き。その上で「昨シーズン、アーセナルでスタートして足首の手術をして、自分のベストなサッカーができなくなっていて、出場機会もなくて、W杯目指してトットナムに移籍したが、自分がやってきたサッカーができなくなる感覚あったし、楽しいより苦しいという気持ちがあった中で、少しずつ考えるようになった。最後残念な形になったが、W杯に行けたとしても最後かなと思っていた。本当に昨シーズン考えたこと」と1年を通じ考えたことだと明かした。

 長く女子サッカーをけん引してきた岩渕。「大好きなサッカーを好きなだけやっただけで応援してもらえ、素晴らしい選手、スタッフ、サポーターと一緒に努力する楽しさは、サッカーなしでは感じられなかった。幸せだった」と笑顔で振り返っていた。