【台湾発】野球のU―18日本代表が1日のスペイン戦(台北)に10―0で規定により6回コールド勝ち。「3番・中堅」で先発出場した丸田湊斗外野手(18=慶応)は2打数1安打1打点、1四球、1犠打で勝利に貢献した。

 ワンサイドゲームで制した。初回に先頭・寺地、小林と2者連続四球で出塁すると、続く丸田がきっちり犠打を決めて一死二、三塁とチャンスが拡大。4番を任された森田が中堅への犠飛を放ち、貴重な先制点を挙げた。その後も2点を追加し初回だけで計3点を奪うと、2回に丸田の適時打など打者一巡の猛攻で5点、6回には2点を追加してコールド勝ちで初陣を勝利で飾った。

 理想的な快勝に馬淵監督は「ちょっと簡単に点が取れたので、出来過ぎかなって感じはあるんですけど、勝ててよかったです」と笑顔。定位置の「1番」から「3番」に打順を変えて試合に臨んだ丸田も「楽しかったですね。(チームに)勢いはついたと思います」とリラックスした表情を見せた。

 そんな丸田は野球の技術だけでなく、巧みなトーク力でも光るものを見せていた。8月31日に行われた前日取材の際に「日本一を目指した甲子園と、世界一を目指すW杯での意識の違い」を問われた丸田。これに一瞬は頭を悩ませたものの、すかさず「確かに、チームとしての目標は『日本一』から『世界一』に変わりましたが、個人としてチームに貢献しようというのは変わらないので。自分の中ではそんなに切り替えることなくできているのかなと思います」と満点回答し、報道陣を驚かせた。

 さらには、今大会で提供されている台湾のご当地スポーツドリンク「舒跑(スーパオ)」の味について感想を聞かれた際には「自分はポカリの方が好きですが…」と申し訳なさそうに前置きしながら「結構甘くて『大味』ですが、おいしいと思います(笑い)」と高校生離れしたワードチョイスで、気遣いの食レポを披露してみせた。

 チームのムードメーカーとしても一役買っている若侍。巧みな技術はバットだけでなく、軽快なトークにもあったようだ。