台湾で開催されるU―18W杯(31日開幕)に出場する侍ジャパン・高校日本代表が27日に都内近郊のグラウンドで行われた練習で汗を流した。

 28日に大学日本代表との壮行試合が行われ、9月1日の初戦ではスペインと激突する。夏の甲子園が終わり、急造されたチームもいよいよ本番といったところだが、選手からは「かなり仲良くなっている」「宿舎でも楽しい」といった声が多く上がるなど雰囲気は上々だ。

 そんなチームをまとめているのがU―18日本代表で主将を務めることとなった広陵・小林。だが、その裏でムードメーカーの役割を担っているのが沖縄の無失点男・東恩納蒼投手(沖縄尚学)と美白王子・丸田湊人外野手(慶応)だ。甲子園で対決した2人はポジションこそ違うが「丸田のことは丸ちゃんって呼んでます」(東恩納)と仲がいい。たびたび練習前におどけて見せる東恩納は「山田(仙台育英)のことは山田ぴーや、尾形(仙台育英)も本当は〝みきと〟なんですけどわざと〝みきた〟って呼んでます。どっちも意味はないです」と語るなど、メンバーを笑わせている。

「ちょけてるのは、丸田に『やれ』って言われるんで」と、丸田が裏で糸を引いていると照れ笑いも浮かべるが、いじられながらも中心人物として潤滑油的存在となっているようだ。

 また、その丸田も慶応で流行した親指から中指までを立てるポーズを代表チームでも持ち込み「打ったらこれをやろう」と提案。団結力を高めることにも尽力しているという。

 慶応から一人の選出、遅れての合流となったが他ナインから頻繁に声をかけられており、すでにチーム内でも人気者となっている丸田。みんなを笑顔にする東恩納とのコンビを中心に、短い期間ながらも結束力を作り上げ、初の世界一を目指している。