巨人の原辰徳監督(65)が〝伝統の一戦〟での敗戦に言葉が弾まなかった。

 3連勝で迎えた25日の首位・阪神との第1戦(東京ドーム)で先発した若きエース・戸郷翔征投手(23)が5回途中6失点KO。打線も奮わず1―8でカード初戦を落とした。DeNAが中日に勝利したため4位に転落した。

 3年連続で阪神戦負け越しも決定。試合後、戸郷の投球内容や、打線・守備について聞かれた指揮官は「まあまあ、そうでしょうね」「そうですね」と言葉少なだった。

 普段の指揮官は巧みな比喩と独特の表現力で、〝原節〟と呼ばれるコメント力を誇る。22日のヤクルト戦(東京ドーム)後には吉川の走者一掃三塁打を「何か昔の小学校の運動会を見ているような」と見事に表現した。

 会見ではショックの大きさも伝わってきたが、それでも3安打猛打賞の秋広の話題になると「ねえ。見事ですね」と声のトーンを一段階上げた。

 4、5番が何とか打開することが求められるか問われ、「そこもそうでしょうね。5番、6番、7番。やっぱり初打席、2打席という早いイニングの中で仕掛けられるようにならないとね」と力を込めた。初戦黒星からの連勝で〝原節〟復活はなるか。