中日・柳裕也投手(29)が快挙達成を逃した。13日の広島戦(バンテリン)に先発した柳は9回ノーヒットノーランの快投を見せたが、中日打線も得点を挙げることができず、試合は延長戦に突入。柳は10回のマウンドには上がらず、勝利も記録達成も幻となってしまった。

 柳は9回まで121球を投げ、3四死球を与えたものの無安打無失点。10回に守護神・マルティネスへの交代が告げられると、バンテリンドームにはため息がもれた。中日では昨年5月6日の阪神戦で大野雄が9回までパーフェクトピッチングを続けながら、打線の援護がなく延長戦に突入。10回、大野雄は佐藤輝に安打を許し、大記録達成を逃していただけに、またも打線の無援護に泣かされた形だ。

 試合は1点を追う延長10回に石川昂、宇佐見の連続アーチが飛び出し、中日が2―1のサヨナラ勝ち。大記録を逃した柳だがお立ち台では「皆さんの大声援のおかげでノーヒットノーランを達成できました」とジョークを飛ばして笑いを誘うと「(球団新記録の26試合連続安打を達成した)岡林にヒーローインタビューでしゃべってもらおうと思って投げたので勝って良かったです」と語ってスタンドから大歓声を浴びていた。