中日がドロ沼にはまり込んでいる。9日のDeNA戦(横浜)も2―8で落として3連敗。38勝60敗2分で今季最多の借金22となってしまった。

 球団初となる2年連続最下位も現実味を帯びてきたことで、SNS上では中日首脳陣に対して厳しい声も上がっている。そんな中で「今の負けている状況を無駄にしてはダメだ。立浪監督には、ここから意地を見せてほしい」とエールを送るのが、球団OBで元バッテリーコーチの金山仙吉氏(71)だ。

 星野監督時代に監督付広報を務めた金山氏は、闘将が最も頼りにしていた腹心だった。ドラゴンズを2度のリーグVに導いた星野野球を知り尽くしている金山氏は「チームを変えようとする立浪監督の姿勢は間違っていない」と断言。「細川が5月の月間MVPになったのに続いて、岡林が7月の月間MVPに選ばれた。岡林は立浪監督が就任してからレギュラーとして使い続けた選手だし、現役ドラフトで移籍してきた細川もオープン戦から積極的に使ってきた選手。確実に野手は育ってきている」と長年の課題である得点力不足解消に向けて成果は出始めていると分析している。

 星野監督は在任中に積極的な血の入れ替えを行ったことで知られるが、立浪監督も昨年オフから5件のトレードを断行。この点についても「日本ハムから来た捕手の宇佐見は打撃でチームに貢献している。中日投手陣の特長を把握すれば、リード面でももっと信頼できるようになるはず。斎藤や川越など新天地で頑張ろうとしている選手を使うことでチームのムードを変えようとしている」とポジティブに捉えている。

「立浪監督のチーム改革に期待しているファンも多い。勝ち出せば(名古屋全体の)ムードがガラッと変わってすごく盛り上がるはず」。金山氏は残り43試合での逆襲に期待している。