第105回全国高校野球選手権大会の第6日第4試合で春夏通じて初出場の宮崎学園が文星芸大付(栃木)に7―9で敗れ、聖地初勝利を逃した。

 0―2で迎えた4回、打者一巡の猛攻で5点を奪い、逆転に成功。さらに、5回には一死二、三塁から7番・丸山(3年)のセーフティースクイズ、8番・河野(2年)の遊撃への適時内野安打で2点を追加した。

 だが、2点リードで迎えた8回に先発・河野が捉えられ、無死一、三塁のピンチを招くと、9番・工藤(3年)に右前適時打を浴び、打球処理の際に右翼手の川越(3年)が後逸。一気に打者走者まで生還し、逆転を許した。さらに5番・黒崎(3年)の適時打で1点を追加され、試合を決められた。

 丸山は「宮崎大会で見たことのないような打線のつながりで、全国のすごさを感じた。甲子園を目指してきてよかったし、夢の場所でグラウンドを駆け回れていい財産になった」と唇を噛んだ。

 崎田監督は「8回の大事なところでエラーがあったり、相手打線が2巡目から河野のボールに合ってきたので、球種を変えたりしたけど、うまくはまらなかった」と悔しさをにじませつつ「甲子園に出場できたことにすごく意味がある。また甲子園で1勝という目標ができたので、すごくいい経験になった」と力を込めた。