カブスの鈴木誠也外野手(31)は26日(日本時間27日)に敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場し、9回に18号2ランを放ち、5打数1安打2打点、1得点。打率2割6分5厘。序盤の大量失点が響いて7―8で敗戦、3連勝を逃した。

 敵地PNCパークに快音が響いたのは3点を追う9回一死一塁だった。左腕モンゴメリーのカウント1―1からの3球目、ほぼ真ん中の84・9マイル(約136・6キロ)のカーブを豪快に振り抜いた。角度31度、打球速度103・9マイル(約167・2キロ)で高々と上がると左翼席に着弾した。3試合ぶりの意地の18号2ランは飛距離392フィート(約119・5メートル)だった。1点差に迫るも後続が凡退して敗れた。

 初回は先発右腕アシュクラフトのスライダーに遊飛、3回はカーブで空振り三振、5回二死三塁は遊ゴロ、7回は2番手の右腕ムジンスキのフォーシームに見逃し三振と4打席目まではいいところがなかった。

 後半戦は20日(同21日)の本拠地タイガース戦で16号、22日(同23日)の同カードで17号と直近6試合で3発と量産態勢に入った。日本選手では大谷翔平(ドジャース)に次いで2人目の4年連続20号まで残り2本に迫り、これまた大谷に続く、2年連続30本塁打も視野に入る。打点も6試合連続だ。

 しかし、目標は個人記録ではなく、チームのポストシーズン進出、ワールドシリーズ制覇。チームは59勝46敗でナ・リーグのワイルドカード争いでは1位だが、中地区首位のブルワーズとは7ゲーム差だ。WBCに参加して左ヒザを痛め、2週間遅れで“開幕”を迎えた。その間チームは6勝6敗とスタートダッシュに失敗している。

 9月1~3日(同2~4日)の本拠地3連戦、同7~9日(同8~10日)敵地3連戦とブルワーズとの直接対決がカギだ。鈴木がバットでチームを引っ張ることはできるか。