自力優勝の可能性が再び消滅するとともに、Bクラス転落の危機が迫ってきた。パ3位のソフトバンクは8日の楽天戦(ペイペイ)に3―9の完敗。首位オリックスとのゲーム差が今季最大9・5ゲーム差に広がった。2位ロッテとは3・5ゲーム差で、4位楽天とは2・5ゲーム差に縮まった。

 試合は0―3の6回に近藤が16号3ランを放って一時同点に追いついた。だが、直後の7回に痛恨の勝ち越しを許すと、9回に大量5点をダメ押されてのふがいない敗戦。試合後、藤本監督は「(相手先発の)早川もコントロールよかったし、なかなかチャンスをつくれなかった。少ないチャンスを近藤が一振りで同点にしてくれたんやけどね。その後にこっちの流れにならないといけないんだけど…」と、いかんともしがたい結果に声を落とした。

 エンドランを仕掛けるも野手の正面を突いて併殺となるなど、積極的に動いた結果が裏目に出るシーンもあった。波に乗れないチーム状態を象徴する負の連鎖が直近は特に目立つ。指揮官は「いいコースに来てるから、正面に行くってことやからね」と結果を受け止め、懸命に前を向いた。

 3年ぶりのV奪回を掲げて臨んでいるシーズン。優勝を目指すのは当然だが、Bクラスの足音が迫っているのもまた事実だ。4位楽天とはここまで6勝7敗で、直接対決を12試合残す。シーズン残り47試合、プライドをかけて戦い抜くしかない。