女子プロレス「スターダム」のゴッデス王者・白川未奈が〝陽動作戦〟を仕掛けた。

 自身率いる「クラブビーナス」のマライア・メイと保持する同王座のV2戦(13日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)では「コズミック・エンジェルズ(CA)」の安納サオリ&なつぽいを迎え撃つ。

 真夏の祭典「5★STAR GP」の開催中に王座戦が行われるため、白川は「リーグ戦中にベルトを落とすと気持ちが絶対落ちるから、5★STARを勢いづけるためにも、ベルトを失うわけにはいかない」と表情を引き締めた。

 アクトレスガールズ時代からライバル関係にあった挑戦者の2人は、7月横浜大会の「インディアン・ストラップ・マッチ」で対戦。死闘の末に安納が勝利を収め、試合後は抱擁を交わして雪解けした。

ゴッデス王座に挑戦する安納サオリ(左)となつぽい
ゴッデス王座に挑戦する安納サオリ(左)となつぽい

 だが、小悪魔のような笑みを浮かべた白川は「安納さんは勝ったからスッキリしているかもしれないけど、なつぽいは『まだサオリに勝てない』っていう根本的な思いが消化しきれていないと思う」と指摘する。

 その上で「それに、なつぽいは『自分が主役になりたい』っていうタイプだから、2人はタッグとして同じ方向は向けていないと思う」とささやいた。4月までCAに所属した白川は、なつぽいの性格を知り尽くしている。挑戦者組の空中分解を狙い、あえて〝本当の関係〟に切り込むことで2人を疑心暗鬼にしようとしているようだ。

 なつぽいに対する対抗心もむき出しにする。CA離脱後にクラブビーナスを立ち上げた白川にとって、ゴッデス王座獲得は明確な理由があった。「このベルトはユニットをもっと輝かせるためのベルトだと思ってる。自分が主役になりたい、なつぽいとは心意気が違うの!」と〝違い〟を強調した。

「なつぽい革命を止めるのは私。そして安納サオリは華があって強いけど、いつもすかしててつまらないから、私がぐちゃぐちゃにしてあげる」。自信をみなぎらせる白川が何やら不気味だ。