またも初戦の壁にぶち当たった。第105回全国高校野球選手権大会は7日、第2日第4試合で3年連続15度目出場の愛工大名電(愛知)が1―2と12年ぶり24度目出場の徳島商に競り負け、初戦敗退となった。
昨夏はベスト8入りした愛工大名電だが、夏の甲子園では初戦がまさに〝鬼門〟状態となっている。ここまで14度の出場で8勝14敗の成績も初戦を突破したのは1981年、1988年、2018年、2022年と4回だけ。実に1990年から2013年の間まで初戦8連敗を喫した。
この日は初回に2番・金森(3年)の中前打と二盗などで一死一、二塁の好機をつくると、加藤(3年)の右前適時打で先制点をゲット。しかし、先発したエース右腕の笹尾(3年)が3回に二死二、三塁のピンチを招き、徳島商の下川(3年)に右前適時打を浴びて2点を失い、逆転を許した。
先発・笹尾は8回途中2失点と好投を見せたが、打線が相手エース右腕の森煌(3年)の前に沈黙。5安打と1点を奪うのが精いっぱいで完投を許した。
笹尾は「本当にいい経験をさせてもらった。自分の実力不足で最後までチームを勝たせることができなかった。今は悔しい気持ちとチームメートに申し訳ない気持ちでいっぱい」と涙を流しながら振り返った。完投を許した相手先発・森(3年)について、金森主将は「直球が速いのはわかっていたが、変化球も良くて、安打が出なかった」と悔しがった。
倉野監督は「(相手先発の森は)うわさ通りの好投手で、力のある直球と落ちる変化球があって、なかなかヤマを絞ることができなかった。本来、ウチは1点で終わる打線ではないと思うが、やはり全国レベルの高さを痛感した。相手の方が一枚上だった」と脱帽した様子。
その上で、終盤まで1点差で粘り強く戦った選手に向け「よく守ったし、よく投げた。いいところもたくさん出た。勝つことができなかったのは監督の力不足です」と唇を噛んだ。












