振れてきたよな――。首位・阪神は3日の中日戦(バンテリン)に5―2で快勝し、2位・広島とのゲーム差を1・5とした。先発転向後、3試合目の助っ人右腕・ビーズリーが6回途中まで4安打1失点の好投を披露すれば、攻撃陣も中日・仲地に5回までに10安打を浴びせ5得点。投打のかみ合った快勝に、岡田彰布監督(65)は、ビーズリーをねぎらった後「みんなにヒットが出るから、よくつながるよな」とニンマリ。この日を含めた3カードのうち、6試合で2桁安打を記録した打線への手応えも口にした。
長期ロードの最初のカードを2勝1敗で勝ち越し。「貯金をいくつ増やすとか、そんなん全然…本当の勝負は9月で(8月29日に)甲子園に帰ってからよ」。指揮官は遠征前、目先の結果に一喜一憂するつもりはないことを口にした一方で、前回の虎で指揮を執ったときの経験をもとに〝勝負の秋〟への下地作りを着々と進行させている。
V達成の2005年と同様、攻撃陣の状態は確実に上がってきている。今季も7月はチームの月間打率が2割2分9厘と貧打に苦しんだが、8月は3試合で同2割8分に迫る領域まで復調。実は05年も同様に7月はチーム打率2割4分と開幕以降では最も状態の低い〝底〟にあった。05年はその後、8月になり月間打率2割8分2厘と復調、同時期の長期ロードを10勝9敗1分けと勝ち越しリーグVへとつなげた。
打線も同様だ。ルーキー・森下が3番に定着し、1番・近本から5番・佐藤輝まで7月25日の巨人戦から9試合、上位打線は不動のオーダーとなっている。1番・赤星から鳥谷、シーツ、金本、今岡と続いた05年型のように23年型打線も〝上位固定〟できそうで、6番が流動的なのも05年と同じだ。
あとは〝整って〟きた猛虎打線を、どう機能させるか。その術を知る65歳の知将は、もちろん自信満々だ。












