主砲のバットが止まらない。巨人・岡本和真内野手(27)が3日のヤクルト戦(東京ドーム)で、チームの全得点となる25号、26号ソロを放ち、2―1の勝利に貢献した。

 ここぞの場面で結果を出すのが4番だ。2回の第1打席でピーターズの147キロ直球をぶっ叩いて先制すると、1―1のままこう着状態となっていた8回には相手3番手・清水のフォークを再び左翼席へ放り込んだ。2戦連続の1試合2発。原辰徳監督(65)も「もうその2点ですから。先制、そして最後を決める2点目を取れたのは大きいですね。やっぱりすごいですよね」とうなるばかりだった。

 当の岡本和は「本当に1日1日やっているので、昨日は昨日で。ましてや2本打てるなんて思っていないので良かったです」と変わらず謙虚な姿勢だったが、報道陣から戸郷が先発した試合の本塁打が8本目だと知らされると、脳内で何かのスイッチが発動した。

歓声に応える岡本和真
歓声に応える岡本和真

「マジっすか!?」と言うと、数メートル隣で囲み取材を受けていた戸郷をしばし横目で眺め「球数を分散して毎日投げさせたらいいんじゃないですか」と笑いながら大胆かつ斬新なアイデアを発案。この日の戸郷は9回を1人で投げ切り、149球の完投勝利。戸郷が先発すると自分が一発を放つ可能性が高まる〝好相性〟ならば、球数に制限をかけて6連戦で6連投でもさせれば、自身も6発…という算段だ。

 もちろん、投手分業制が進んだ令和の時代にそうした〝鬼起用〟は実現しないだろうが、独特キャラの岡本和の頭脳も冴えまくっているのは確かのようだ。