中日・根尾昂投手(23)に逆襲のキーマンとしての期待が高まっている。根尾は26日のウエスタン・オリックス戦(舞洲)に先発し、7回8安打2失点。これで二軍戦では4試合連続のクオリティー・スタート(6回以上、自責3以下)となった。
この日の試合の映像を見た中日OBで元投手コーチの門倉健氏(本紙評論家)は「真っすぐがちょっと高い」と課題を挙げながらも「昨年の投球を見たときはボールの質が変わらないと厳しいかなと感じていましたが、今は威力や角度などピッチャーの投げるボールになっています。ボールの質という部分ではかなり改善しているのかなと思います」と根尾の一軍昇格に合格点。
そのうえで門倉氏が根尾に期待するのは借金16で最下位に沈むチームに大きな刺激を与えることだ。「一軍に上がるだけではダメで勝たないと意味がない。根尾が1勝すれば先発陣全体が刺激を受ける。根尾や(26日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げた)仲地が勝っていけば柳や小笠原、涌井、高橋宏らもうかうかしてられなくなる。勝っていくチームというのはレギュラー陣を脅かす新戦力がどんどん出てくるものなんです」と指摘する。
根尾にはチームの雰囲気を変える力があると門倉氏は見ている。「予告先発で根尾が先発するとなればお客さんも入るだろうし、そこで根尾が勝てばガラッとムードが変わっていく。球場やファンのムードを変えていくという部分は大きいと思います」と分析。「正直、今のままでは中日がクライマックスシリーズに進出するのは厳しいと思います。でも誰か新戦力が出てきて、チームの雰囲気がガラッと変わり、連勝が続くという条件がつけばもしかしたら…」という門倉氏は根尾の一軍昇格&プロ初勝利が最下位からの巻き返しのきっかけになることを期待している。












