いい傾向よ。阪神は26日の巨人戦(甲子園)に8―5で逆転勝ちし、3連勝。首位を堅守し貯金を13とした。

 試合は先発・大竹が崩れ一時は3―5と逆転を許すも、Gのリリーフ陣にプレッシャーをかけ続け、6回に1点差、7回には5番手・高梨から佐藤輝の同点適時打、坂本の勝ち越し犠飛、小幡の走者一掃適時三塁打と、この回、打者8人の怒涛の攻撃で一気に4点を挙げ総力戦を勝ちきった。

 試合後の岡田彰布監督(65)も「反発力というか、打つほうがうまくフォアボール絡んだり、そういう感じで、おーん。1点じゃなしに3点、4点と取れるようになってきたんで。いい流れで点が取れたときの流れになってきたかなという感じがするよ」と終盤の集中打にご満悦だ。

 これで対G戦は9勝3敗1分け。ここまで全チームに勝ち越すなか、特に原巨人とは、今季の対戦5カードで4カード勝ち越し。残り1カードも1勝1敗と相性の良さが際立つが、この流れは、18年ぶりの悲願でもあるアレ(優勝)にむけても〝吉兆〟といえる戦いぶりだ。

 選手時代には日本一の1985年、監督としては05年と2度のV経験を持つ岡田監督。そんななかでV達成イヤーは、巨人に年度別の対戦成績で勝ち越している。

 しかも、これには「法則」がある。85年、05年ともに対G戦に勝ち越していることはもちろん、Vイヤーの「対G戦」においては、複数年に渡っての勝ち越しを決めている点。日本一の85年は前年度の84年から2年連続、監督就任1年目の05年は03年からの3年連続。15年ぶり虎の指揮を執った今季は、矢野前監督時代の21年から3年連続のG戦勝ち越しがかかるシーズンとなっている。

「伝統の一戦」と言われる両軍の戦いの歴史は、2リーグ戦分立後から昨年までの通算成績でも、阪神の773勝1025敗72分けと、数字的には巨人圧勝の歴史。阪神の対戦カード勝ち越しは過去にまだ12シーズンしかない。一方で複数年度をまたぎ対G戦を勝ち越すと、途端に虎のV確率はグッと高まる傾向。選手、監督として過去にこれを肌身で経験した岡田監督だけに、このまま「アレする」ワケを着実に高めていきたい。