反転攻勢の開始となるか。まさかの9連敗で前半戦を終えたソフトバンクの藤本博史監督が21日、逆襲に向けて攻めの野球を掲げた。

 残りは61試合。首位まで5・5ゲーム差の3位で後半戦を迎える。2位・ロッテとの敵地・ZOZOマリンでの3連戦に始まり、首位・オリックス、ロッテといきなり8試合を戦う日程となっている。藤本監督は「負けている時って、守りに入ってしまいますから。攻めて、攻めて。攻めダルマで行きましょう」と力を込めた。

 まず攻めの一手として打つのがドラ3ルーキー・生海の抜擢だ。将来性豊かな打撃が魅力で、二軍では4番で起用されていた。まだ外野守備に難があるものの「打つほうを優先したら目をつむって守らせてもいいんじゃないか」と考えての一軍昇格となったという。「最初からどんどん振っていく勇気もあるし、球を飛ばす力もある。起爆剤として頑張ってくれたらいいんじゃないか」と期待を込めた。

フレッシュオールスターにも出場したソフトバンク・生海
フレッシュオールスターにも出場したソフトバンク・生海

 流れを変えられるか――。1年前にも若手野手陣が躍動してチームの窮地を救っている。昨季は夏場に主力野手がコロナ禍で大量離脱。大幅に戦力ダウンしたかに思われたが…。

 8月後半の戦いでは野村大、谷川原、増田ら若手組が中心となりフレッシュな姿で大暴れ。選手層の厚さを他球団に見せつけて快進撃を決めた。たとえ短期間であったにせよ、出番さえあれば結果が出せることを証明し、チーム全体にも大きな刺激を生んだ。

 現在、8試合連続で2得点以下に沈んでいる。リーグを代表する主力陣が揃う打線に生きのいい若鷹がスパイスとなり、猛打復活といきたいところだ。