女子プロレス「スターダム」の祭典「5★STAR GP 2023」は23日に東京・大田区総合体育館で開幕する。12回目となる今大会は総勢20選手が参加。2ブロックに分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各ブロック1位同士が9月30日横浜武道館大会で優勝決定戦を行う。「レッドスターズ」から初優勝を狙う〝闇の黒虎〟スターライト・キッド(SLK)は、極悪ファイト封印で「覚悟の夏」に臨む。
4年連続4回目の出場となる祭典に向け、キッドは「今年も優勝決定戦の舞台に立つという目標が大前提だけど、一人ひとりと、どこの会場だろうと熱い戦いがしたいね。今回は大江戸隊のSLKとして出るけど、一レスラーとしてのSLKとして挑むつもり。大江戸の手は借りないから」と決意を述べた。
セコンドに極悪軍メンバーを就けるものの、「手は出さなくていい」と〝介入禁止〟を指示するという。きっかけは、2日の横浜大会で実現した自称「女子プロ界の人間国宝」こと高橋奈七永(44)とのシングルだ。敗れはしたが、今後の方向性が明確になった。
「大江戸隊だからってヒールにこだわるのは、自分のやりたい方向と違った感じがした。リーダー(刀羅ナツコ)が思ってる大江戸隊の方向とは違うかもしれないけど、私は強さをもっと出していきたい。ヒール、ヒールに固めなくてもいいんじゃないかなって」
ただし「特別な相手には(凶器を)使うこともある。(鈴季)すずとは(6月のシングルで)私がイスでぶん殴って終わってるんで、向こうが持ち出す可能性もなくはないから、そこは警戒しておこうかなって感じ」と付け足すことを忘れなかった。
もちろん鈴季だけではない。「自分にとって因縁がある相手ばっかり」という同ブロックの初戦(23日)では、これまでの対戦戦績が2勝2敗2引き分けの〝妖精〟なつぽいと激突する。くしくも、なつぽいも今夏は「なつぽい最強計画」を掲げ、先日はセンダイガールズの〝怪物〟橋本千紘と対戦したばかり。
キッドは「私も似たようなものだよね。体格が小さいもの同士で、どう強さを引き出すのか。やっぱり、なつぽいには負けてられない。グッズの売り上げも競い合っているので、すべてにおいてなつぽいはライバル。なつぽいとテーマが似てるからこそ、開幕戦はめちゃくちゃ大事」と闘争心を燃やした。
長丁場のリーグ戦は後半にも注目カードが組まれた。9月3日広島大会ではワールド王者・中野たむ、同30日の横浜大会では3年連続最終公式戦でIWGP女子王者・岩谷麻優との対戦が控えるため、前半で優勝戦線から脱落するわけにはいかない。
「公式戦が昨年より少ないから落とせる数も限られてくる。強豪だらけだけど、とにかく今年の夏はがむしゃらに戦う」と熱い思いを口にした黒虎は、最後に「5★STARからは覚悟のSLKとして、今までと違うSLKでいこうかな~フフフ」と意味深な笑み。キッドの夏が幕を開ける。












