いつになったら「1点差負け」の呪縛から解き放たれるのか――。日本ハムが13日の楽天戦(エスコン)に2―3で逆転負け。6試合連続の1点差負けで7連敗となり、今季最多の借金12と泥沼にはまり込んでいる。
2―2の9回二死一、三塁から守護神・田中正が小深田の適時打で勝ち越され、直後の攻撃では無死一、二塁の同点機に清宮の右飛で一塁走者・五十幡が無謀にも二塁を狙ってタッチアウト。一瞬にして好機を逸し、平日のデーゲームに集まった2万9000人超の大観衆は悲鳴を上げるしかなかった。
新庄監督もこの衝撃的な敗戦には「いろいろ策を練って考えてやっているんですけど…かみ合わんですね」とポツリ。続けて五十幡の走塁ミスについても「あれは若いっすね。びっくりした…こっちが。若さが出たというか、経験のなさが出たというか…」と厳しい表情で唇をかみしめた。チームの懸案事項でもある得点機にあと1本が出ない打撃陣の「好機凡退化現象」は深刻度を増すばかりだ。
投手陣は首位オリックスをしのぐチーム防御率2・87でリーグ唯一の2点台を誇る。それでも5位に低迷している要因は攻撃陣の脆弱さに他ならない。安打や四球で塁上をにぎわせても、ことごとく好機を逸するのが今の日本ハム。この日も1―1の2回無死一、二塁で五十幡、清宮、万波が見逃し三振に三飛、中飛に倒れ、2―1の4回無死一、二塁でも清宮、万波、マルティネスが次々と飛球を打ち上げた。ベンチの強攻策や打順の巡り合わせが裏目に出たことを考慮しても、これでは連日〝奮投〟する投手陣もガッカリだろう。
チームは若手の成長期にある。後半戦に向けて最善策を模索するベンチの思惑もあり、多少のミスや失敗には目をつぶる必要があるだろう。しかし、各打者が自らの役割を全うしたり、ケース打撃を心掛ければ、ある程度の得点機はものにできるはず。今一度、攻撃陣がこの点を再確認しなければ後半戦の上位浮上は幻に終わるばかりか、1点差負けの「惜敗地獄」からも逃れられない。
指揮官はチームの現状を「実力不足でしょう」と嘆く一方で、打線に関しては「線になっていけばね。大丈夫です」と気丈に話すが…。2年目を迎えた新庄ファイターズが最大の試練を迎えている。












