日本ハムが7月に入っても「1点差負け」の悔しい敗戦に泣かされ続けている。

 6日のソフトバンク戦(ペイペイ)に3―4で敗れると、8日のロッテ戦(エスコン)も同点の7回二死から相手の三連打で決勝点を許し2―3で惜敗した。

 これで6月中旬のリーグ戦再開後の1点差負けは計4試合。今シーズン全体でもここまで計43敗のうち半数近い20敗が1点差負けという屈辱を味わっている。

 確実に善戦はするがあと一歩及ばない。なぜ今季の日本ハムは接戦の試合を落とすケースが激増しているのか。発展途上のチーム状況もあるが大きな要因は小さなミスからの失点や得点機を自ら逸しているからだろう。

 6日のソフトバンク戦では1点ビハインドの8回二死二塁からマルティネスが右前同点適時打を放ちながらも無理に二塁を狙いタッチアウト。逆転ムードに水を差した。8日の試合も1点リードの5回二死一、三塁から角中が放った右翼へのライナー性打球を右翼手・万波がグラブに当てながら後逸(記録は安打)。ロッテに同点を許した。こうした見えないミスや防げた点を極力抑えない限り1点差ゲームはものに出来ない

 新庄監督もこの点は重々理解している。ただ昨季から試合を通じて各選手の成長を促しているため、指揮官は「(1点差負けは)そういうもんですよ。成長している段階のチームというのは」と淡々。そのうえでナインへの期待を込めこう力説する。

「こういう(1点差の試合を)勝ち取れるチームに急には成長していかないから。でも少しずつ(接戦を)逆転して、逆に1点差で勝てるようになっていくチームにしていかないといけない。1点差をものにして勝利を掴めば、選手たちが(戦い方を)分かってくれると思う。それはやっぱり経験しかないからね」

 惜敗を積み重ねチーム力と各選手の経験値を向上させる。新庄監督の難しい舵取りは今後も続く。