阪神は9日のヤクルト戦(甲子園)に1―0で辛勝。連敗を2で止めた岡田彰布監督(65)は、試合後、8回にプロ初本塁打の決勝弾を放ったルーキー・森下翔太外野手(22)についてこの日「1番・右翼」に抜擢したワケを明かした。

 期待のドラ1ルーキーは近本の負傷離脱により、8日から「1番・中堅」とその穴を埋める代役に起用されたが、前日は4打数無安打と結果を残せず。その試合後に森下について厳しい論評も口にするなど、この日のスタメンは不透明な情勢となっていた。だが、この日の試合前には〝今日は打つかも!?〟と予感めいたものがあったという。

 理由は試合前練習終了後に休憩を取りながら観戦していた他球場のデーゲーム・巨人対DeNA戦。「昼間ちょうど(DeNAの)牧がホームラン打ってるの見て『今日は〝中央デー〟かなと(笑い)」(岡田監督)。延長12回に中大出身の牧が0―0から延長12回に決勝弾を放つのを見て、同じく中大出身の森下を前日に続き、起用する踏ん切りがついたという。

 試合後、そんな直感を披露したが、最終的にスコアもDeNAと同じ1―0。それでも週明け11日からは、そのDeNAと直接対決の首位攻防戦3連戦。近本不在の打線は依然として好調とは言えないだけに「もう、ちょっと打たないとなかなか乗れない」と、8試合連続で一桁安打となった攻撃陣の奮起を促すことも忘れなかった。