阪神・佐藤輝明内野手(24)が31日、DeNAとの開幕戦(京セラ)に「5番・三塁」でスタメン出場。2安打2得点で勝利に貢献した。

 2回無死一塁では逆方向の左翼線への二塁打で、一挙3点の攻撃をお膳立て。5―3の8回先頭では右に引っ張り、外野からの返球がやや緩いと見るや二塁を陥れ、小幡の適時打で6点目のホームを踏んだ。2点差とされた直後にダメ押し点を演出し「まずは(最初の)一戦を取れたことが本当に大きい。長打が2本出たことも良かった」と笑顔を見せた。

 昨季までは主に4番を務めてきたが、今季は岡田新監督の意向から5番で開幕を迎えた。「4番・佐藤輝、5番・大山」という並びだった昨季に比べて「難しいところはありますよね。相手の攻めも厳しくなってくるので」と胸中を吐露したこともあった。

 その佐藤輝の後ろで6番に入ったのがドラフト1位新人の森下翔太外野手(22)だ。オープン戦では12球団2位の打率3割1分4厘をマークした期待の好打者が「恐怖の6番打者」的存在になってくれれば、必然的に佐藤輝へのマークは緩くなる。だが、指導者経験も豊富な球界OBは「いくらオープン戦での結果が良くても、シーズンは全くの別物。データがそろって相手スコアラーから丸裸にされれば、森下といえど、一度は必ず壁にぶつかる時期はくる」と指摘し、こう続けた。

「それは1年目の佐藤輝も通ってきた道。2学年違いの大卒ドラ1と経歴も似ているし、森下がプロの世界で問題に直面した際には、佐藤輝のアドバイスなどが生きてくるのではないか」

 佐藤輝もキャンプ中から「とても刺激になる存在」と森下には一目置いていた。〝テルモリ砲〟の切磋琢磨があれば、アレも現実味を帯びてくるはずだ。