そんなん、シーズンは長距離走よ――。阪神・岡田彰布監督(65)が30日に京セラドームで取材に応じ、翌日に控えた新シーズンに向けて「そらまあ楽しみよな。新しい選手がどこまで伸びていくか」と腕をぶした。

 対戦相手は「自分が解説者なら優勝予想にしていた」と高く評価するDeNA。昨季は9勝16敗と大きく負け越しているが「1つ2つ負けても取り返せる力がついてくれれば、かまへんよ。1年は長いからな。いろいろなことがあるよ」と泰然自若の姿勢を強調した。

 リアリストの岡田監督は開幕戦を「143分の1に過ぎない」と位置づけており、理由について「俺は気にしてへんよ。(阪神が)優勝した年には、ほとんど開幕戦で負けてたんとちゃうか? 2003年とかな。それより目安としてはホーム&ビジターで2カードずつを消化するまでやな。開幕前にはスコアラーの戦力分析が届くけど、実際に戦ってみて、それが合っているかどうかを見極めてから(勝負)や。そこまでで勝ち越せてればええけどな」と明かしたことがある。酸いも甘いもかみ分けてきた百戦錬磨の指揮官だけに、目先の1勝で一喜一憂することはない。

 青柳、西純、近本、中野、佐藤輝ら成長途上の若手が大半を占めるチームだからこそ、12球団最年長の岡田監督の存在感が頼もしい。「今季こそアレしてや~」という虎党の思いは届くか。