6月に日本ハムからトレード移籍した中日・宇佐見真吾捕手(30)が新天地で躍動している。7日の広島戦(バンテリン)に「5番・捕手」で先発出場し、先発した小笠原のプロ2度目の完封を好リードでアシスト。バットでも2安打1打点と攻守で活躍を見せ、チームを8―0の大勝に導いた。

 日本ハムでは今季開幕戦を含む5試合でスタメンマスクをかぶりながら、15打数0安打で9試合の出場にとどまっていたが、中日では先発マスク3試合目で〝今季自身初勝利〟をゲット。「全体を通してずっと勝っていなかったので、何とかシーズン初勝利なのでホッとしている。やっぱり捕手として評価されるのは勝つことが一番。その中で今日勝てたのは、ひとまずよかった」と喜んだ。

 これで移籍後は10試合に出場して17打数9安打で打率は5割2分9厘、3打点。特に得点圏打率は6打数5安打で驚異的な8割3分3厘を誇る。そんな宇佐見をチームにうまく溶け込むように、好アシストしたのが同学年の高橋周平内野手(29)だ。

 現在、本拠地の登場曲に英国の人気歌姫・アデルの「ローリング・イン・ザ・ディープ」を流している宇佐見だが、中日で出場選手登録されたばかりの6月24日のヤクルト戦(バンテリン)で5回に代打で初登場した際、ドーム内に響き渡った登場曲は、妻・高城れにが所属するアイドルグループももいろクローバーZの「行くぜっ! 怪盗少女」だった。これにはベンチもファンも大盛り上がりとなったが、仕掛け人は高橋周だった。

 球団公式ユーチューブの投稿で登場曲について、宇佐見は「僕は決めていないです。僕は違う洋楽をリクエストしたんですけど、周平が『ちょっと1打席目だけ任せて。決めといたわ』と言われたので『オッケー』って。なんとなく予想はついていたんで、なんとも思わなかったですけど。勝手にやられたというだけです」と内幕を明かしている。

 これにはチーム関係者も「あんなイジリができるのは周平ぐらいだよ。あれで宇佐見とナインとの距離がグッと近くなったのは間違いない。今、宇佐見が打ちまくっているのは多少なりとも周平のおかげだよ」と力説する。プレー以外での高橋周の〝ファインプレー〟となったようだ。