新王者の公約とは――。全日本プロレスの青柳優馬(27)が、2日の後楽園大会で新日本プロレスの永田裕志(55)を破り、悲願の3冠ヘビー級王座初戴冠を果たした。

 序盤から永田の老かいさに苦しめられる展開が続いた。白目式腕固めで悶絶し、雪崩式エクスプロイダーなど容赦ない攻撃で何度もギリギリまで追い詰められた。

 しかし、何とか耐え抜くと、20分過ぎにカウンターのスピンキックを発射。ここから一気にたたみかけ、ザ・フール(変型フィッシャーマンバスター)で3カウントを奪った。

永田(手前)の白目式腕固めに苦しめられた青柳
永田(手前)の白目式腕固めに苦しめられた青柳

 宮原健斗と保持する世界タッグ王座と合わせ、〝5冠王者〟となった王道マットきってのひねくれ者は「このベルトを取ることができて悔いがありません。本日をもって青柳優馬は引退します! まあ、ウソですけど…」とらしい言葉で喜びを表現。さらに大森北斗からの挑戦表明を受け、22日の島根・松江大会で3冠王座V1戦、23日の大阪大会で鈴木みのる&北斗を相手に世界タッグ王座のV2戦を行うことが決まった。

 優馬は「実は5冠王者になったら、絶対にやりたいことがあったんです。3冠戦と世界タッグを同じ日にやりたい」と両王座のダブルヘッダー開催をブチ上げる。その理由を「毎年1月2、3日に3冠戦と世界タッグ戦を2日続けてやるじゃないですか。でも、その両方を見られない人もいるわけですよ。それでずっと思っていたんです。自分が5冠王者になったら、両方同じ日に防衛戦をして、ファンの方々に一気に見てもらいたいなって」と説明した。

 過酷この上ない計画が実現すれば、もちろん史上初。まだ見ぬ風景を見せるためにも、長期政権を築く。