WWEの〝女帝〟ことWWE女子王者アスカの防衛戦は、大波乱の結末となった。
アスカは5・27サウジアラビア決戦で、ビアンカ・ベレアを破って王座奪取。今週のWWE・スマックダウン(SD、英ロンドン)では長年のライバル、〝女王様〟シャーロット・フレアーを挑戦者に迎えた。ただ観客席最前列では、リマッチを要求する前王者のビアンカが観戦。アスカとシャーロットはビアンカをけん制し、ゴング前から不穏なムードが漂った。
アスカはいきなりシャーロットのチョップ5連打を浴びるが、投げっ放しジャーマンで反撃。女王様にはバックを取られジャーマンをくらうも、カウンターのコードブレーカーだ。それでも女王様からビッグブーツを見舞われ、大きく吹っ飛んだ。ここで観客は「レッツ・ゴー、アスカ!」の大チャント。悪党ながら、英国でもアスカ人気は健在だ。
女帝はコーナーに上がったシャーロットを叩き落としてから、バックスタバーで女王様の背中を打ちつけた。さらにシャーロットのムーンサルトプレスをヒザで迎撃。アスカロックを返されると、足4の字固めを丸め込みで切り返す。激しい攻防は、シャーロットがスピアーから場外に落ちた女帝にムーンサルトアタックを放ち、優位に立った。
続けて観客席のビアンカの目前で、アスカにチョップの嵐。ビアンカはチケットを見せながらアスカを挑発したが、女帝は巧みに体を入れ替えシャーロット得意のビッグブーツをビアンカに直撃させてしまった。
これで、ビアンカが激怒。場外でアスカを右フックで殴りつけると、背中をボコボコと叩き始めた。すぐにレフェリーはゴングを要請し、何とアスカの反則勝ちで王座防衛となった。大事なタイトル戦を邪魔されたシャーロットもキレて「これは私の試合なのよ!」と、ビアンカに詰め寄った。ビアンカはシャーロットを殴りつけると、女王様の突進を鉄階段に誤爆させた。
止まらない前王者は、アスカをアルゼンチン式背骨折りの体勢からKODで実況席に叩きつけた。さらにシャーロットも、実況席の上に横たわるアスカに打ちつけてKOD葬。王者と挑戦者が〝一般客〟にKOされる事態に…。WWE女子王座をめぐる女帝、女王様、前王者による三つどもえの戦いは避けられなくなった。












