巨人の「熟年エース」菅野智之投手(33)のエース復権に向けた〝復活ロード〟が用意されそうだ。
1日の阪神戦(東京ドーム)で今季3度目の登板となった菅野は4回二死から大山にソロを被弾も7回110球を投げて2安打1失点と好投。味方の援護がなく0―3で2敗目となったが、「丁寧にひとり1人という気持ちで投げました。大城と話し合いながら最少失点で7イニングを投げきれたので、次につながると思います」と前向きに捉えていた。
原監督も「まあまあ手ごたえを感じていると思いますよ。良かったと思います」とエースに合格点を出した。
今季の菅野はとことんツキがなかった。開幕直前に右肘の張りで離脱すると首の寝違えに苦しんだ。さらに復帰2戦目の6月18日の西武戦(東京ドーム)では試合中に打球が右足甲を直撃。この日は中12日での登板だった。
そんな菅野に対して首脳陣はここからのフル回転を期待する。原監督は「本当は智之は(中6日で)日曜日(6月25日、広島戦)に放らせたかったんだけど、あいつ運よく足に(打球が)当たって(笑い)。全然イニング数少ないからこれからどんどん投げさせようと思っていたのに。運よくね。それはそこは『行け』とは言えない」と冗談混じりに起用プランを明かしていた。
球団関係者は「菅野の負けん気を誰よりも知る原監督だから言える言葉。体調面さえクリアになれば菅野自ら中5日登板を志願しても不思議はない」と右腕のフル回転の可能性を指摘する。
今季のGローテは侍ジャパンで世界一に貢献した戸郷が8勝と孤軍奮闘。すでに2試合で143球を投げるなどその負担は大きい。復活した菅野に同等の働きを期待するのは力があると認めればこそだ。
2年連続沢村賞を獲得した「絶対エース」も今季はここまで貢献できていない。今回は今までの菅野ならありえない「ダブルスライド」もあった。6月27日のヤクルト戦(秋田)が雨で流れると、戸郷が菅野の登板予定だった30日の阪神戦(東京ドーム)に回った。そのためナイターに向けて調整していた菅野が1日のデーゲームへ押し出される形となった。
プロ野球は結果で評価される世界。菅野が首脳陣の用意する〝復活ロード〟に結果で応えて、再びエースの座に返り咲けるか注目だ。












