まさに〝6月男〟だ。広島の坂倉将吾捕手(25)が6月30日のヤクルト戦(神宮)に「5番・捕手」で先発出場すると、先制2ランを含む3安打3打点と大暴れ。攻守にわたる活躍でチームを今季初の6連勝、今季最多の貯金7に導いた。

 最初の見せ場は2回無死一塁の場面だ。相手先発・サイスニードの直球をとらえて右翼席中段への7号2ラン。5回二死三塁では適時二塁打、7回一死でも安打した。三塁打が出ればサイクル安打という9回無死一塁では四球を選んだ。

 この日は日大三高時代の恩師である元監督の小倉全由氏がスタンドで見守っていただけに、坂倉は「(結果が出て)ホッとしています」と笑顔で話した。6月の月間打率は3割9分。またついに打率も3割1厘と大台に乗った。

 そんな坂倉は自分にとてつもなく厳しい。昨年の三塁手から、今年は捕手に転向。試行錯誤を続けている守備と同様に、打撃の向上も自身に課している。その理由を「(自分には)打つことを求められていると思うので」と説明する。

 そして「チームに求められていることができない選手は(試合に)出られないと思う。高いところで求められているかもしれないですけど、そこをクリアしないと出る価値がないと(思う)」と続ける。高い意識、目標を持ち続けて正捕手への道を切り開いていく。