これからは日焼けトラブルが増えてくる季節だ。それにプラスして、マスクも自己判断になり、生活様式が変わりつつある。そんな今だからこそ、男性が気をつけるべき肌トラブルについて、予防法を合わせて前後編にわたり皮膚科医の神島輪医師に教えてもらおう。
――日焼けをすると、どんな肌トラブルが起こる?
神島医師(以下、神島)日焼けには急性傷害と慢性傷害があります。急性傷害というのは、サンバーンといい、長時間外にいて、大量の紫外線を浴びることで起きる日焼けです。ヒリヒリしたり、皮がむけたり、ひどいケースだと水ぶくれができたりします。急性の日焼けというのは、やけどと同じようなもの。皮膚に強い炎症が起きています。
――慢性傷害は
神島 紫外線の影響が日々積み重なって症状が出ることです。シミができたり、シワができたり、脂漏性角化症という老人性のいぼができたりします。また、慢性的な紫外線の影響の中には、皮膚のがんのリスクもあるといわれているんです。
――マスクの着用が自由になった今、肌にとって気をつけた方がいいことはありますか。
神島 マスクを着けたり外したりするという行為はすれるため、肌の刺激につながります。また、マスクを着けている間は、口周りが蒸れています。蒸れている状態は肌が弱くなってますし、マスクを外した瞬間にその蒸れた空気が蒸発して、その際にお肌の水分も一緒にくっつけて蒸発してしまう。その結果、乾燥しやすくなってしまうんです。乾燥している場所というのはダメージを受けやすくなります。それこそ日焼けの影響を受けやすいといえますし、肌荒れなどにもつながりかねません。
――コロナ明けとなる今夏は気をつけないといけませんね。他に、マスクを外すようになった今、注意すべき点はありますか?
神島 身だしなみとして(今まではマスクがあったために整えなくてもよかった)ひげを整える機会が増えた人もいると思います。ただ、ひげを剃るという行為は、実は肌に負担をかけているんです。
――ひげ剃りが招く肌トラブルとは!?
神島 傷から雑菌が入ったり、もともとあるニキビなどを傷つけて肌トラブルが悪化したりすることがあるんです。さらに、まだまだマスクを完全に外すわけではなく、着ける機会も多いはずで、ひげ剃りで傷ついた肌にマスクをして蒸れることで、雑菌が繁殖しやすくなるので、肌の状態が悪くなる。しかも、傷があるところに日焼けをすると、普段よりバリア機能が落ちているので日焼けをしやすくなり、その場所がシミになりやすかったりもするんです。
――気をつけないといけませんね
神島 身だしなみのためマメにひげを剃ることが求められる人もたくさんいると思いますが、ひげ剃りというのは少なからず肌に傷がつく行為です。前後の保湿ケアがとても重要ですよ。
☆かみしま・りん 日本抗加齢医学会専門医、日本レーザー医学会認定医、日本皮膚科学会正会員、サーマクール認定医、ウルセラ認定医。東京女子医科大学を卒業後、東京女子医科大学病院、シロノクリニックなどを経て、水道橋ひふ科クリニックを開業。













