朝食を食べると幸せホルモンが分泌される。カルビー株式会社は、身体心理学者で幸せホルモン(オキシトシン)研究の第一人者である桜美林大学の山口創教授と、朝食主食摂取によるオキシトシン分泌の影響について共同研究を実施。29日、研究結果を発表した。
朝食欠食者は睡眠の質が悪く、疲労感やイライラなどが多く、運動能力や学業成績が悪いということが文部科学省などの調査で明らかになっている。
そこで山口教授らが実験を行った。18~37歳の女性12人を対象に試験食(フルーツグラノーラ、ごはん、パン、オートミール、非摂取)を摂取してもらい、食事の前後で唾液を採取しオキシトシンの分泌などの変化量の測定を行った。結果、朝食主食摂取した人のオキシトシン分泌量などが高まったことが確認された。カルビーが実施した、別の介入試験でも睡眠の質、入眠時間、日中覚醒困難が改善したという。
山口教授は「これまでアンケートベースの調査が行われたことはあったが、唾液調査はおそらく初めての研究。朝食主食摂取と幸せの相関関係がはっきりと出ました。特にフルーツグラノーラは他試験食と比較して、オキシトシン分泌量が高まった。これはペットをなでたり、触れ合った時の上昇率とほぼ同じでした。適度な甘さと香ばしい香りが寄与していると考えられます」と語る。
また、イシハラクリニック副院長の石原新菜医師は「フルーツグラノーラはオーツ麦が原料で、タンパク質、食物繊維など一汁三菜の栄養素が含まれています。脳腸相関からすると、食物繊維で腸を整えると腸内の善玉菌も増えるので、脳内のオキシトシンの量が増えるのでしょう」と指摘している。












