【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回は厳選4アイテム。いずれもかなりの衝撃度でアナタの好みに挑戦します!
かなりの衝撃度で迫る4アイテム!
【味噌のコク、動物系の旨み、絶妙な甘さ…】セブンプレミアム「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(240円+税)
2008年11月26日の発売以来、現在はセブンプレミアム全商品の中でNo.1の売上(金額ベース)に君臨している「蒙古タンメン中本」のカップラーメン。チーズやトマト、カルボ、海老味噌など、数量限定の変わり種が出るたびにSNSでも話題になっているが、なかでも絶大な支持を集めているのがこれだ。
実店舗でも提供されている「北極ラーメン」をイメージした夏季限定商品で、2014年7月14日の発売から毎年恒例になり、地域によっては2週間以内に完売するほどの人気ぶりである。ただ、これは一般のユーザーに向けられた商品ではない。この業界でも屈指の辛さを誇る、とんでもない辛さのスープを涼しい顔で楽しめる人間は、かなり限られてくるだろう。しかし、その鮮烈な辛さの向こうに控えるのは、重厚な味噌のコク、しっかりとした動物系の旨み、すりごまのアクセント、にんにくのパンチ――。そして、絶妙な甘さが織り成す中毒性の高さには目を見張るものがある。実は4年前から内容に変更がないため、今年も純然たる再販になるが、それだけに安心して(?)手に取れる商品だ
【文句なしで辛い…むしろ痛い】寿がきや食品「麺処井の庄監修 辛め辛辛魚まぜそば」(336円+税)
2009年1月26日に発売され、現在は定番商品になっている「辛辛魚(からからうお)らーめん」を知らない激辛好きは、おそらく一人もいないだろう。しかし、同シリーズの「辛辛魚まぜそば」は歴史が浅い。2019年7月23日にローソンの留型としてデビューを飾り、以降は不定期に登場している。そのため本商品は「4代目」に該当するのだが、従来品よりも刺激を強めた「辛め」は前例がない。辛辛レベルは“6.5くらい”となっているため、おそらく定番の「辛辛魚らーめん」を“辛辛レベル5”としているのだろう。
さて、その味わいだが、文句なしで辛い。むしろ痛いまである。ただ、それに負けない鰹のパンチや醤油のキレ、まぜそばらしいオイル感など、ひとつの汁なしカップめんとしてのバランスが秀逸な点も見逃せない。めんに練り込まれた全粒粉や「辛辛魚」といえばの辛い魚粉など、カップラーメンで培われたアイデンティティも確かに継承されているが、ふりかけ(フライドガーリック、ローストネギ、ねぎ、のり)のアクセントで独自の世界観を築いている。無論、万人にオススメできる商品ではない。そして、カップラーメンの辛辛魚よりも明らかに辛い。だが、辛辛魚ファンなら確実に押さえておきたい一杯だ。
【3度おいしいは誇張ではない】まるか食品「ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ グリーンカレー風&トムヤムクン風」(300円+税)
レギュラーサイズのペヤングと同じフライめんを2つ放り込み、異なる2つのソースを別添することで、2種類の味が楽しめることを売りにしている超大盛やきそばハーフ&ハーフ。さらに2つの味を「ま~ぜてま~ぜて3度おいしい!!」こともアピールしているが、これまでに数えきれないほどペヤングを食べてきた筆者の記憶を遡ってみても、ぶっちゃけ3度おいしかった経験は一度しかない。そのため「グリーンカレー風&トムヤムクン風」を食べる前にも身構えていたが、結論からいうとその心配はない。むしろ、その混ぜ合わせた部分が最も優れていたのだ。本商品は、ヤマモリの「タイカレー グリーン」(レトルトカレー)と「タイクック トムヤムクンの素」を正式にイメージしている。しかし、ペヤングの「グリーンカレー風」は、オリジナルと異なり青唐辛子の辛味が感じられない。それ以上に目立っていたのは、ココナッツミルク、レモングラス、パクチーだ。再現度については高く評価できない上に、これ単体だと甘さが目立ち過ぎている。
一方で「トムヤムクン風」はオリジナルよりも酸味が弱く、辛さもほどほど。それ以上にエビと魚醤の生臭さが目立っているため、かなりの曲者だ。しかし、両者を合わせた途端「グリーンカレー風」に足りない辛味や「トムヤムクン風」に足りない酸味が補完され、それ以外のクセが強い要素も絶妙に調和し、驚くほどの相乗効果を見せてくれた。願わくばレギュラーサイズのハーフ&ハーフにも挑戦していただきたいものだが、さておき今回の「3度おいしい」は誇張ではない。180gのボリュームとエスニックなクセに苦手意識さえなければ、一度は試しておくべき良作である。
【発想が面白いだけに惜しい】セブンプレミアム「ボンゴレビアンコ味ヌードル」(158円+税)
具材に本物のアサリを使い、スープには白ワインを配合することで、イタリア料理の「ボンゴレビアンコ」を表現している本商品。いかにもカップラーメンらしい発想だが、これを具現化できるメーカーは多くない。近年、個性的なラインナップを数多く展開しているセブンプレミアムというブランドと、やりすぎOKがモットーのエースコックが共同開発しているため、なるほど納得といえば納得のタッグだ。まず、香りの再現度が高い。きちんと「ボンゴレビアンコ」に必要なパーツが揃っている。
しかし、エースコックの揚げ油に由来するニオイが強く出すぎていること。加えて“なぜこの商品に熱風乾燥を放り込んだのか”理解に苦しむ要素もあった。けっしてマズいわけではない。ただ、発想が面白いだけに惜しいのだ。同社は“真空仕立て麺”という強烈な独自技術を有している。それを採用していたら、大きく評価も変わってくるだろう。本商品は過去にも何度かリリースされているため、今後の進化に期待したい。
各商品の詳しいレビューは筆者のYouTubeチャンネル「カップ麺研究家 taka :a」参照
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。




















