今月23日に作家の東野圭吾さん(享年68)が亡くなり、衝撃が走った。死因は大腸がんで、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(62)も今月17日に大腸がんを公表したばかりだ。著名人の大腸がんの罹患、告白者が続出している。
大腸がんを告白する著名人が相次いでいる。「桐谷さん」の愛称で知られる投資家で元棋士の桐谷広人氏(76)は今年に入って前立腺がんが判明。手術を控え、精密検査している最中の6月にステージ3の大腸がんが見つかり、手術したことを明かした。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏(64)は28日、自身のYouTubeを更新し、直腸がんのステージ3で来月に緊急手術することを公表した。
厚生労働省の人口動態統計(確定数)の2024年によれば、主な部位別がん死亡数で男性は肺がんが一番多く、次いで大腸がん、胃がんとなっている。女性は大腸がん、肺がん、すい臓がんの順だ。男女を合わせた場合は大腸がんが一番多い。大腸がんは50代から増加し、食生活の欧米化が挙げられる。また、初期症状が少なく、「検査軽視」「病院嫌い」も指摘されている。
桐谷氏は27日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で経緯を明かしている。毎年、半日人間ドックを受診していたが、身長と体重しかチェックしていなかったという。今回のがん判明をきっかけに過去の結果を調べ直したところ、前立腺がんの疑いは19年から指摘されていた。「本当に悪いと(医者から)電話でも来ると思っていた」と長年放置していたという。
小川氏は「私は病院も嫌いだし、注射も大嫌い」と医者にかかることはなかった。ところが、この1か月、便秘が続くと同時に食欲もなくなり、意を決して、紹介を受けた大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受診した。カメラを挿入できないほど腫瘍が大きく、一度は断念。大病院での精密検査の結果、腫瘍は約14センチと判明。リンパ節にも転移していて、告知から1週間後の緊急手術になった。
医療関係者によれば、大腸がんは一般的に便潜血検査で精密検査となった場合、大腸カメラ検査となる。ところが、精密検査を受けずに放置し、体に異常が出た時点では進行してしまっているケースが多いという。早期発見や予防には定期的に大腸カメラを受け、ポリープの切除などが効果的とされるが、検査前の下剤服用やカメラを肛門から挿入することへの心理的、身体的な抵抗から受診率は伸び悩んでいるのが実情だという。
松本や小川氏はストーマ(人工肛門)の造設まで明かし、桐谷氏は術後の抗がん剤治療を受けている様子をX(旧ツイッター)に投稿している。いずれも病魔に襲われながらも自身の二の舞いとならないように早期発見、早期治療の重要性を啓発している。












