いよいよ来週から始まる「Mリーグ」2026―27シーズンにおける新加入選手の“目玉”はプロ入り2年目でセガサミーフェニックスからドラフト指名を受けたモデルで女優の佐野ひなこ(最高位戦日本プロ麻雀協会)だろう。チームの選手兼任監督・茅森早香によると「麻雀に対するひたむきな姿勢と発信力が指名の決め手」だったという。佐野ひなことは一体どんな選手なのか、その素顔に迫る――。
ドラフト指名を受けた時の心境は?「指名されると思っていなかったので、私でいいのかなというのが正直な心境でした。ドラフト指名後、茅森監督からは自分らしくのびのび打ってほしいので、最初からしっかり腕を振っていった方がいいと言っていただきました。ユニホームに袖を通した時、初めてMリーガーになったんだという実感が湧きました」
佐野はセガサミーフェニックスに対して「優勝争いを何度もしている強いチーム」という印象を持っていたという。「特に近藤誠一さんが大好きだったので心底応援していたし、誠一さんが監督の時に初優勝した2024―25シーズンは様々なドラマがあって、魅力的なチームだなってMリーグファンとして見ていました」
佐野ひなこ麻雀の特徴とは?「攻撃的なので見ていて楽しい麻雀だと思います。やっぱり麻雀ってアガる瞬間が一番楽しいので、いろんな局面に参加して、存在を常にアピールしながら前に出るのが私の雀風です。ただ、毎局参加率が高いことはデメリットにもなるので、押し引きに関してはチームメンバーと勉強中です」
セガサミーフェニックスは、監督兼プレーヤーの茅森、2024―25シーズンMVPの醍醐大、最高位連覇を達成している竹内元太、佐野という4人で今シーズンを戦っていく。
「麻雀に関しては、茅森監督を中心に醍醐さんと元太さんという2大エースがいるので、引っ張っていただくことになりますが、SNSに関しては、2人のおじさんが日々試行錯誤しているので、写真はこう撮ってくださいとか、上から目線でアドバイスしています(笑い)」
麻雀の勉強方法は?「麻雀に熱中し始めた10年程前、初めて対戦させてもらったトッププロが多井隆晴(渋谷ABEMAS)さんだったんです。その後もトッププロと呼ばれる人たちと一緒に麻雀を打たせてもらえる機会に恵まれて、そうした経験はすごく勉強になりました。今は自団体の先輩や私設リーグの仲間たちと手牌を公開しながら、意見交換するスタイルで勉強しています」
麻雀に興味を持ったきっかけは、中学1年生の頃に見たアニメ「咲―Saki―」だった。「私も嶺上開花(リンシャンカイホー)やりたいなと思ったんです」
2024年、最高位戦日本プロ麻雀協会にプロ入りした。「プロ入り前から麻雀好きを公言し、ユーチューブに対局動画をアップしたりしてたんです。多くの方から反響をいただけるようになり、麻雀プロにチャレンジしたいなという気持ちがだんだん大きくなってプロテストを受けました」
モデル、女優、麻雀プロ。プロ入りしてから仕事に対する意識変化があったという。
「麻雀プロになってから、芸能の仕事との両立は簡単ではないなと実感しました。でもプロになった以上、麻雀ときちんと向き合っていきたいので、対局スケジュールを優先して活動しています。ドラフト指名を頂いてから、その気持ちはさらに強くなってきているので、今後は麻雀の比重が多くなると思います」
モデルとして写真集も数多く発表してきた。「体形維持のためパーソナルジムに通っています。最近はピラティスで姿勢矯正もしたり、サプリメントやお水にもこだわっています」
多趣味で凝り性でもある。「今はコーヒー、陶芸、カメラに凝ってます。コーヒーは豆からこだわって焙煎機でいろんな産地のものを飲み比べて楽しんでいます。陶芸は始めてまだ3年なんですけど、コーヒーカップや器を作って自分で使っています。カメラは収集癖があって、コンパクトデジタルカメラの新作やクラシックカメラを集めています。カメラ好きの友達たちと遠出して、お気に入りのカメラで撮影して楽しむこともあります」
Mリーグで戦ってみたい選手がいる。「EX風林火山の二階堂亜樹さんです。イベントでお会いさせていただいたことがあるんですけど、オーラがすごかったんです。麻雀界をずっと引っ張ってきてくれた存在でもあるので、憧れイメージが強いんですが、同卓できるかもしれないのですごく楽しみです」
最後にMリーグ1年目の目標は?「自分らしい麻雀を打つことが目標です。Mリーグという大きな舞台でピヨピヨしちゃうのは想像できちゃうんですけど、弱気になって自分のスタイルである攻撃的な麻雀が打てなくならないよう、毎回しっかり準備して試合に望みたいというのが目標です」
☆さの・ひなこ 1994年10月13日、東京都生まれ。モデル、女優、プロ雀士。「ホリプロタレントスカウトキャラバン2012」のファイナリストに選出され「週刊ヤングマガジン」でグラビアデビュー。女性誌「ViVi」「with」などでモデルを務めながら、ドラマ「デスノート」、ドラマ&映画「咲―Saki―」、映画「魔法少年☆ワイルドバージン」など、女優としても活躍している。インスタのフォロワー数は96万超。2024年、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格。好きな牌は8索で「ネットスラングの草(www)みたいなんで、見てるだけで笑ってしまうんです」。好きな食べ物は餃子。














