「葉石さん、ここのところ連チャンで飲んでますね?」
定期的に通っている整体サロンで、整体師のMさんが肩に触るなり、そう言った。「何で分かるの?」と聞くと、右肩と肩甲骨周りがガチガチにかたいのだという。カラダはウソをつけないと思った。実は、その週は4回も深酒し、飲み疲れしていたからだ。
Mさんによると、「筋肉のコリの奥には、内臓の疲れが隠れている」とのこと。これは「内臓反射」という現象で、内臓の不調が対応する筋肉や皮膚に反射して現れることを指すという。私のように右肩と肩甲骨周辺がかたい人は肝臓が、胃が荒れるとみぞおちや背中の左側が張る傾向があるそうだ。これは東洋医学でいうところの「五臓の気の滞りがカラダに表れる」という考え方と良く似ている。はぁ、それにしても情けない。こんなになるまで内臓を酷使していたとは。
この状態を一刻も早く解消するためには、「水分とミネラルの補給が欠かせない」と整体師のMさん。アルコールで失われるマグネシウムやカリウムが不足すると、筋肉はスムーズに動かなくなる。なので飲んだ後は、マグネシウムをはじめミネラルを多く含んだ味噌汁、カリウム、ナトリウム、クエン酸を同時に補える梅干しを意識的に摂るといい。ポカリスエットやOS1という手もある。私もMさんの言いつけにならって、飲んだ後に梅干しを入れた白湯、カリウムやマルチミネラルのサプリを飲むようにしたら、いくぶん翌朝の凝りや張りがマシになった。
整体やサプリでスッキリする凝りならまだいい。マッサージで改善しない凝りの中には、膵臓や肝臓などの重篤な病気が隠れていることがある。肩や背中は偉大な内臓の代弁者。凝りや張りを軽視して飲み続ければ、やがてカラダは悲鳴を上げる。そうなった時は手遅れのことが多い。たかが肩こり、されど肩こり。そこに“内臓の限界の兆し”が潜んでいる可能性があることを心しておこう。












